2015年4月1日から少林寺拳法ナショナル審判員・本部審判員になるため、12月13日に金剛禅総本山少林寺で考試員審判員研修会を受講してきました。少林寺拳法競技規則や審判規則、大会審査基準の確認と実習、考試員の在り方などの研修とともに、法形の確認と実習を行ってきました。今回初めての受講ということもあり、講義のときは前列中央、講師の真前という緊張のなかでの受講でした。今年度はほとんどの大会は終わりましたが、来年度からは新たな任務として、そして、大会出場拳士がのびのびと修練の成果を発揮できるよう、信頼される審判員として、質と技術の向上に努めていきたいと思います。(淺妻道院長)
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北方領土の択捉島で少林寺拳法を披露
淺妻道院長は、大阪旭道院の佐藤道院長及び大阪府少林寺拳法連盟事務局の高辻さんとともに、北方四島交流訪問事業で2014年7月23日~28日まで、北方領土である国後島と択捉島を訪問してきました。
この訪問は、『平成26年度北方四島交流訪問事業(第2回一般訪問、国後島・択捉島)』として、北方領土返還運動推進大阪府民会議が中心となり、国会議員4名・元島民6名・外務省職員を含む総勢65名で訪問してきました。
7月23日 伊丹空港から羽田空港を経由し北海道中標津空港に到着、そこからバスで根室に行きました。
7月24日 北海道北方四島交流センターで結団式と事前研修会がありました。16時25分、根室港から北方四島交流等事業使用船舶「えとぴりか(1,124トン)」で出航。途中でイルカの群れがジャンプ(初めて見る生イルカ)するのを眺めながら、約3時間で国後島古釜布湾に到着、船内で宿泊しました。
7月25日 7時過ぎからロシアの国境警備隊による物々しい入域手続きに続き、はしけ(友好丸)で国後島に上陸しました。消防署と郷土史博物館を視察の後、友好の家で昼食、その後、ロシア正教会と図書館を視察し、日本人墓地を墓参しました。商店を視察の後、友好の家で行政府の幹部の方たちと夕食交流会が開催され、ロシアの代表的料理であるボルシチやウォッカをいただきました(ウォッカは美味しかった)。夕食交流会終了後、はしけで『えとぴりか』に帰船、択捉島に向け出航しました。約8時間で択捉島内岡湾に到着、朝を待ちました。
7月26日 7時、「えとぴりかⅡ」で択捉島に上陸、紗那の児童芸術学校で行政府幹部を訪問、博物館を見学の後、スポーツ交流として、少林寺拳法の演武披露と護身の技術を体験してもらいました。まず、気合でびっくりされましたが、ロシアの元軍人がその技術に興味深く質問してきたのは印象的でした。次に、文化交流として茶道・書道・折り紙・けん玉・紙ふうせん等を体験してもらい、「スポーツ・文化等の趣味を通じた健康づくり」をテーマに意見交換を行いました。午後からは、ロシア人の一般家庭を訪問し交流するホームビジットがありました(ロシア語がさっぱりわからず、交流に苦戦)。最後は商店の視察と展望台で記念撮影し、「えとぴりかⅡ」に移乗、帰船し、船内泊となりました。
7月27日 択捉島の2日目は天候の悪化により再上陸できず、洋上慰霊祭を行った後、国後島に向け出航しました。択捉島や国後島の素晴らしい景色を船上から眺めながら、また、元島民の方の講話を聴きながら、16時15分、国後島古釜布湾に投錨、船内泊しました。
7月28日 ロシアの国境警備隊による出域手続きに続き、8時30分に国後島を出航。海鳥が飛び、ジャンプするイルカと並走し、色丹島と歯舞群島を遠くに眺めながら、納沙布岬を経て12時10分に根室港に着きました。その後はバスで中標津空港に向い、新千歳空港を経由して、22時過ぎ、関西国際空港に到着しました。普通の旅行では行けない貴重な経験をさせてもらいました。