姉妹が大学時代に古武道や棒術をやっていたのを見て武道に憧れました。
社会人になり先輩のアパートに遊びに行ったとき、壁に掛かった卍マークの入った稽古着を見て初めて少林寺拳法を知りました。
当時、発売直後だった宗道臣著「秘伝少林寺拳法」を読んでいっぺんに共鳴。
箕面道院に入門し山本潮先生の門下で約10年間修行。有段者になってからは、毎年本山の指導者講習を受講し開祖の法話の虜になっていきました。
山本潮先生の厳しくも暖かい指導は充実した青年期を過ごす事が出来たと思います。
恩師の勧めで道院設立を決意。
1975年2月、本山認可を頂き今日に至る。
開祖の教えをいかに忠実に伝えられるか、拳士が道場へ来る楽しみがあるかどうか。
開祖がよく語られておられた「自分はよい方向に変えられる」を座右の銘とし、少林寺拳法の技法で心身を鍛え、共に学び、教え、一人一人が逞しく変わっていく様を実感して欲しい。
大きな声で挨拶、経典奉読。
作務には率先して協調と奉仕の尊さを学んでもらいたい。
礼儀作法も大切。
道院で実践する習慣はいつの間にか当たり前になり逞しく変わった証でもあります。
どんな困難にも自ら立ち向かう大きな度量をもった”人づくり”に邁進したいです。
誰もがいつでも気楽に出入りでき、拳士は技の面白さや仲間に会える楽しみで稽古日が生活のローテーションに組み込んでもらえるように。
技術は教範、科目表に基づき組手主体の稽古で厳しくも和気あいあいの中で護身に役立つ技を身につけてほしい。
また技の修練においても相手を思いやる気持ちを忘れず、”自分より勝る相手を育てる”と言う考えを持って、幹部拳士共々指導にあたっている。
幹部拳士(四段3名)は技に対して研究熱心。
各人が必ず少年拳士の相手をしています。
”教えて教えられる”をモットーに、手取り足取り丁寧に。
技術は体構え、体捌き、足捌きなど基本を大切に。
夏の合宿やリクリエーション、親睦会には休眠拳士も参加してくれたり、近隣道院の拳士が修練に来たり和やかな雰囲気。
夏の合宿は拳士たちの一番の楽しみです。
(58歳) 少林寺拳法を始めたのは17歳。40年以上も前。大学卒業後27年のブランクを経て、50歳で再復帰。文字通り「護身練胆」腹が据わって精神的に強くなった。
(10歳) よく捻挫や脱臼をしていたが少林寺拳法を始めてから一度もない。
(10歳の拳士の保護者) 友達のいじめにあっていたが、少林寺拳法で級を取ったことを友達が知ってからいじめられなくなった。