10/30(日)に大阪府教区が主催する「達磨祭」が開催されました!
導師は大阪府教区教区長の今井偉夫先生が務められ、大阪平野道院にて開催されました。
来賓として大阪府少林寺拳法連盟淺妻理事長にご参列いただきました。
今井先生から、
「失礼します。本日ここでお話をしようとする内容を二、三探して持ち寄ったのですがとてもタイムリーな事があったのでこれをお話しします。
こちらに早く着きすぎて、近くの公園のベンチに座り本を読んでいますと、70歳前後のご婦人が話して来られて、「今の宗教問題どう思います」と問いかけられ矢継ぎ早に「基礎教学書:日蓮大聖人の仏法」と書いてある小冊子を目の前に突きつけられました。私は「いやいや、結構です。違う宗教で釈尊を勉強しているので…。」と言うと「そんな死んだ人の事を勉強してどうするのよ!」「浅井昭衞先生はすごいのよ!」と間髪入れずその名前を投げ込んできました。私が「すみません、そろそろ時間なので失礼します。もし、よかったらその小冊子をもらえますか」と言うと「ほな、少し古いけどこの新聞をあげるから勉強しなさい」と小冊子と一年前の「顯正新聞」を頂きました。私がこの時、すごく感じたのは今話題になっている旧統一教会の問題の陰でほかの宗教団体は今がチャンスとばかり勧誘活動をしているようです。私はこのご婦人のような押しつけはよくないけれど、このバイタリティは見習うべきではないかなと思いました。信教の自由を唱える一方、政教分離の法則に翻弄されている日本社会はまだまだ続きます。今こそ金剛禅教団として団結を求められる時だと考えます。」
という内容の法話をいただき、参列者の皆さんは真剣に今井先生の法話を聞かれていました。
また、今回奉納演武をしてくれたのは大阪八尾南道院道院長と、河内国分スポーツ少年団支部長。全国大会出場を控え、素晴らしい演武を披露してくれました。
今回の達磨祭には、道院の幹部拳士も参列し、達磨の遺徳をしのび、今後も後世へ伝える決意を新たにしたように感じました。
達磨祭終了後は、引き続き僧階補任講習を行いました。
中導師、大導師、少法師取得に向けての講義が行われ、少ない人数を生かし、講師への質問や意見交換がとても活発に行われ、より理解も深まり、有意義な時間となったのではないでしょうか。
是非、僧籍を有する拳士の方は、自己研鑽と僧階取得に向けた一つのツールとして教区主催の僧階補任講習を活用していただき、各道院、地域での活動に生かしてもらえればと思います。
次回は2023年秋に新春法会&僧階補任講習会を予定しています。場所は決まり次第ご連絡致しますので、また皆様のご参加をお待ちしております。