大学卒業後は道院へ転籍し、幹部拳士として指導に携わるようになった頃、二段受験を控えた中学生拳士に、「黒田先生と練習したい」と言われました。
それから1か月一緒に修練をしました。
その拳士も、最初は自信がなかったのですが、できなかった技術や学科ができるようになり、お互いの成長の喜びを分かち合えました。
合格した時は自分が合格した時よりも嬉しく、少林寺拳法の修行により、「勇気と自信と行動力を身につけることができた」「自分を変えることができた」と実感し、少林寺拳法を広めたいと思い道院長を目指しました。
※「道院でのルール」を全員が正確に理解し、守り、安全で有意義な修練を行う。
①挨拶をする
②履物をそろえる
③掃除・片づけをする
④集合を早くする
⑤ケガをしないように集中して、修練する
※技術・学科・法話の指導については、先に正解を言うのではなく、問いかけ、自分たちで考え、正解を導き出せるような指導を重視しています。
いろいろな人と接し、コミュニケーションを図り、影響しあい成長してゆく場が「道院」なので、少林寺拳法を通じて「自分を信じる」ことができ、どんな困難でも乗り越えられる力を備えた拳士を育てることを目標としています。
生きていくうえではいろいろな困難(苦しいこと・悲しいこと・辛いこと)があります。
これらに立ち向かうため、自分で考え判断する力を養い、良い方向へ切り開くことが必要で、これらの「力量」を身に付ける修練ができる「道院」を目指しています。
親子・夫婦、兄弟姉妹が多く、学校は違ってもみんなすぐ仲良くなれる、「もうひとつの家族」のような雰囲気です。
道院長をはじめ、「個性的」な拳士が多いです。子供・大人・性別・年齢に関係なく、お互いに、注意したり、褒めたり、尊重し合い修練しています。
修練の時間は、集中して真面目ですが、終わりには「今日も楽しかった、面白かった」と話しながら帰ります。
★小阪道院は個性豊かな人がたくさん修練していて楽しいです。(5級 小4女子拳士)
★先生は大きくて怖いけど、僕たちの間違いを正してくれるように技術や学科を教えてくれます。(5級 小2男子拳士)
★つらい時に「最後まで諦めずにがんばろう」と、一緒に修練してくれる、優しくて、面白い先生です。(初段 小6女子拳士)
★修練のときは厳しいが、お互いに困ったときは助け合える。笑顔で修行できる楽しい道場です。(二段 中一男子拳士)