「はい」は一回!
こんにちは。東大阪孔舎衙道院 道院長の樋口です( ̄(工) ̄)
しばらく更新が途絶えてしまい申し訳ありません。
書きたい事が多すぎて、まとまりませんでした(;’∀’)
今回は、「東大阪孔舎衙道院の3つの約束」についてお話したいと思います。
~突然の回想~
―ある家庭の夕ご飯前―
「もうすぐ御飯だから、片づけしてね~」
「はいは~い ( ‘◇’ ) 」
「はい!は1回!」
「ほぉ~い (*´з` ) 」
「・・・(-"-怒) 」
はい、またしても私が小さい頃の実話です(笑)
えっ、みなさんも経験・・・あります・・・よね!?
はたしてこんな道院長で大丈夫でしょうか?(笑)
まぁ、こんな子供でも少林寺拳法を通じて成長し道院長になれるという事ですね☆
どんな道院長か見たい方は、是非会いに来てくださ~い( ̄(工) ̄)☆
さて本題に入りますか!
東大阪孔舎衙道院『3つの約束』
この前、拳士全員に上記の『3つの約束』をお話しました。
お話しした内容を簡単に書きますと
①あいさつ
・日頃の「あいさつ」の確認
・あいさつには、「おはよう」や、「こんばんは」だけでなく「いただきます」、「ご馳走さま」、「行ってきます(行ってらっしゃい)」、「ただいま(おかえり)」、「ありがとう」、「ごめんなさい」などたくさんあること。
・その中でも、「ありがとう」という感謝の言葉、「ごめんなさい」は反省の言葉はとっても大切だということ。
・そして「あいさつは自分からする」ということ。
②へんじ
・大きな声で「はい!」と言うこと。
・へんじの仕方一つで、自分の心も相手の心も変わるということ。
・先生にだけではなく、親に呼ばれた時も「はい!」とへんじをすること。
③はきもの(くつ)をそろえる
・道場以外での実践の確認
・やっていない場合は、その理由。
・なぜ、はきもの(くつ)をそろえるのかという事。
なぜ、はきもの(くつ)をそろえるという話は、過去の記事にありますので、読まれていない方は、みてくださいね。
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https://shorinji-osaka.jp/wp/110712/20140920394
以上3つの約束をお話しさせて頂きました。
なーんだ、こんな事かと思われるかもしれません。
それもそのはず。この約束は森信三氏の「しつけ三原則」をベースにしています。
子育て経験者の方なら聞いたことがあるかもしれませんね。
では、なぜ東大阪孔舎衙道院の3つの約束としてお話ししたのか。
それは、この「こんな事」こそ私は重要だと考えているからです。
先に言っておきますが、みんな出来ていますよ(^^♪ ←重要!!
出来ているのなら、別に言わなくても良いじゃない(=_=)
って思われそうですが。違うんです。
「3つの約束」は生きるベースとなる
これらの3つ約束は、親御さんからよくしつけられていまして、大抵の人は出来ます。
でも、たまーに思うのですが、
それって言いなさいって教えられるから、言ってるだけじゃないの?
って人がいるんです。
もちろん、形から入ることはすごく大事な事です。ですが、その先に大切なことがいーーっぱいあると思うのです。
ここでは、「あいさつ」を例にとってみます。
少林寺拳法での挨拶は、合掌礼を行います。
人と人の交わりは、礼に始まり、礼に終わらなければなりません。
正しくきちんと、心からあいさつをすれば、自然に姿勢も心も正しくなります。
少林寺拳法は「行」として行うものですから、敬愛(けいあい)と互譲(ごじょう)、つまり相手をうやまい、お互いに譲り合う精神を持ってあいさつしましょうと教えられます。
簡単に言いますと「互いに大切な存在だと認め合う」ってことですね。
このように、「あいさつ」とは相手の存在を認めていることを相手に積極的に伝える行為なのです。
人は誰でも、自分の存在を自分で認め、また他人からも認められたい気持ちを持っています。
積極的に挨拶することにより、人間関係を円滑にすることはもとより、安心感や信頼の土台となっていきます。
こう考えてみると、ちょっとだけ「あいさつ」に対して見え方が変わってきませんか?
これは、「へんじ」についても同じことが言えるかもしれませんね。
この「3つの約束」を行うことで、人間関係のベースになるだけではなく、それを行う自分自身の生きていく人生のベースとなっていきます。
私は、子供のころ「やりなさい」とは言われても、意味を聞いたことがありませんでした。
最初は、言われたからする。で構わないと思います。
ですが、こういった意味を知り、実行し、体感する。
ここから生まれる効果は計り知れません。
皆さんも今日から心新たに、はじめてみませんか?
東大阪孔舎衙道院では、技の練習はもちろんですが、こういった心の芯となる大事な部分をしっかり教えていきたいと思っています。
ではまた。
ありがとうございました( ̄(工) ̄)☆
(樋口)