こんにちは。
東大阪で少林寺拳法を教えています東大阪孔舎衙道院の道院長★樋口です( ̄(工) ̄)
※今回は【道院長独語】です。
これは、私の個人的な見解であり、金剛禅総本山少林寺の見解ではありません。
最近、「印象操作」や「フェイクニュース」なんて言葉をよく聞く様になりました。
しかも「印象操作だ」って言った人が悪者みたいな風潮があります。おかしくないですか?
まずは『印象操作』とは何か。
あることについて断定的な口調で自己の判断を提示し、それがあたかも「一般的」であるかの
ような印象を読み手に与える手法。
また、特定の人物および事象を第三者に対して自分の都合のいいように見せることであり、
基本的には歪曲した印象を相手に与えようとする事です。
ポイントは、歪曲した印象です。しかも、悪いように見せるのです。
この『印象操作』が大流行中なのが、中立の立場で事実を報道するべきマスコミでしょう。
最近のマスコミは特にひどいと私は見ています。
まず、私の考えから。
「印象操作」はどこにでもあるもの。それ自体、良い悪いは置いておいて。対立するものが
ある世の中において、常時行われているものです。
では、何が問題なのか。両面から見てみます。
①中立を謳っているものが印象操作を行うこと。
②なにも考えず、伝えられたことが全て真実だと思ってしまう事。
①は、印象操作を行う側。②は受け取る側の問題です。
そして、①の代表例が今の一部?のマスコミです。本当に分かりやすい事をやっています。
印象操作は、ある物事に対し「自分が導き出したい答え」になる様に伝えると言う事。
今のマスコミで言えば、「反安倍」でしょうね。
最近の例でいうと、加計問題の閉会中審査。ニュースでご覧になられた方も多かったと思います。
ニュースのほとんどは、①安倍首相の加計学園の申請を知った日付が違う。
②大臣が「記録がない」「記憶がない」「言ってない」の連発。
この2つです。というか、ほとんど①のみ。
二日間で10時間ほどの審議でそれだけ?しか報道されていません。
しかし、本当に知りたいのは、加計学園の認可に首相が関与したのか。手続きに不備があったのか
どうか。と言う点のはずです。ここについての報道はほとんどありません。
閉会中審査の中では、今まで言われてきた「加計ありき」ですが、前川氏が直接「加計学園」の名前を
言われていない(優遇を指示されていない)事、前川氏自身の中で思っていただけ、「思い込み」と
言う事が明かになりました。
これを「思い込み」だと考えるか、「そう思わらざる状況にあった」と考えるかは受けて次第です。
また、その他の言葉については、言った言ってない。になってしまい、確定証拠がない水掛け論です。
ここで『印象操作』の出番です。
反安倍に導きたいマスコミは、前川氏が「加計学園」の名前を言われていない、自分の中だけで
思っていた事だと言う事は、ほとんど報じません。
そんな事をしてしまうと前川氏の証言の信憑性が無くなってしまう可能性がある為です。
そこで、安倍首相の発言のみを報道し(切り取り)、疑惑は深まった。等と報道するのみ。
これが印象操作です。
自分達に都合の悪い事は報道しない自由を使い隠し、疑惑は深まった。と何度も報道することで、
安倍政権に悪影響をあたえようと必死です。
この安倍首相の日付の問題ですが、もし事前に加計学園の申請を知っていたとして法律違反でない。
問題があるとすれば、その事をもって首相が加計学園を選定せよと命令した確たる証拠が出てきた
時なのです。
また、TVでは野党の方が「安倍首相と加計さんがお友達でも正しいプロセスで開設したなら問題
ない」と言いながら、報道されない国会では「お友達」であることばかり追求する。プロセスの
質問なんてどれくらいあっただろうか?
今の報道は、何も証拠がない「私は安倍首相が怪しいと思うんだよねぇ」という自分の考えを中立の
真実の報道として、「安倍首相がお友達を優遇した」と言っているだけにすぎません。
こんな曖昧な証拠も何も無い事で、政府を個人を糾弾出来るなら、いつでも誰でも出来てしまいます。
まぁ、それをしているのが今のマスコミなんですけどね。
下のイラストは、印象操作を風刺したイラストです。よく出来てますね。。。
大事なポイント②に参ります。
多くの人、特に一定の年齢層は、テレビや新聞からのみ情報を得ます。そしてそれが全てになります。
TVや新聞が全ての人にとって、その情報が真実であり正しい事だと認識します。
なのでマスコミが、「安倍が悪い(と思う)」と口を揃えて言えば、そーなんだと思ってしまいます。
たとえ、それが間違った情報であったとしてもです。
では、大事なポイント。
「メディアリテラシー」を身に付けろ!
はい( ˘•ω•˘ )?ってなると思いますので、簡単に!!
それが本当かウソか見極められる様になれ!
って事です。
しかし。TVや新聞が絶対だと思っている人に言っても難しい。これが正解だ!って思って
しまっているからねぇ。
だけど、これだけはわかって頂きたい。
中立なメディアなんて(ほとんど)ない!
ってこと。これは間違いない。
私のこの記事だって中立ではないよね。マスコミは印象操作してるって言っているんだから。
しかし反対に、そんな事はない!っていう人が居て当然です。それも個人の自由。
・・・話を戻して、うそか本当かをどう見極めるか。・・・自分で考える事です。
・・・え(;・∀・)?
今ある多くの問題、疑惑というのは、
「本当かどうか分からないけど、こんな話がある!これは問題 でしょう!」というもの。
それに対し、「そんな事実はない」と答える。
すると、「あるはずだ!ないことを証明しろ!」
この繰り返し。
普通に考えれば、「ある」という証拠を出さなければならない。だって、「ある」って言って
るんだから。
しかし、今の野党やマスコミは、「ない」という証拠を示せという。そして、その証拠がない
となると、「ほら、やっぱり怪しい」「説明責任を果たしていない」となる。
「ない」ものをどうすれば「ない」と証明できるのか。これがいわゆる悪魔の証明。
で、法律違反など重大な事実はあるのか?というと、ほとんどが「ない」というオチ。
「加計学園」問題でも同じこと。
多くの方が、「説明を果たされていない」「納得できない」という。では、何を説明されれば
納得できるのだろうか。「本当の事」なんて曖昧な答えが返ってくるでしょう。
では、本当にどうだったのか。これを見極めようとすると、それまでの経緯を知る事から
始めなければなりません。また、利害関係者も知らなければならない。
この選ばれた制度「国家戦略特区」それを議論する{ワーキンググループ」があります。
その議事録はネットに公開されています。
これ、読んだことあります?
多く方が無いと思います。
しかし、ここには多くの情報があり、選ばれた理由の一面が見えてくるはずです。
また、利害関係者である日本獣医師会の動きも知らなければなりません。
それらの情報を基に、自分で考えるのです。
それぞれが正しいと思う事を言う。しかし「正しい」=「真実」ではない。
どちらか一方の立場にだけ立つのでなく、色んな情報を取捨選択して自分で判断するのです。
これが、メディアリテラシーです。
メディアを通して情報を受け取る側は、発信された情報には、程度の差こそあれ、何かしらの偏り・
嘘、操作(故意的隠蔽や誇張)、間違った情報などが含まれていることを知り、鵜呑みにするの
ではなく、「その情報は信頼できるかどうか」を判断すること、どのような偏りがあるか、さらに
一歩進めて、その情報を発信した側にはどのような意図・目的で情報を流したり、編集をしたか考え、
各種の背景を読み取り、情報の取捨選択を行う能力です。
昔の様に、ネット等が無かった時代は、TV・新聞が唯一の情報源でした。
しかし現代は、情報過多と言われるほど、情報にあふれています。
どちらが正しい。なんてことはありません。
その情報の意図をくみ取り、判断していく事が大切だと思います。
今や総務省にも子供向けのメディアリテラシーのページも作られています。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/hoso/kyouzai.html
以上となります! 3500字を超えてしまった(;・∀・)
この手を記事を書こうかずっと迷っていました。何回か消しましたしね。
怒られたら消しますので、ご勘弁を(笑)
今回は、印象操作という視点から書きましたが、情報は怖いものです。間違った情報が
人の人生を狂わしてしまいます。
これを読んでくれた人には、間違った情報に乗って他人を貶めない様に。そして
自分自身が被害者にならない様にしてほしいと強く望みます。
情報は怖いと書きましたが、武器にもなります。
うまく使って自分のプラスにしていきましょう。
お付き合い頂き、ありがとうございました。
(樋口)