Category Archives: 教区ブログ

2022年10月 達磨祭法要等のご報告

10/30(日)に大阪府教区が主催する「達磨祭」が開催されました!

導師は大阪府教区教区長の今井偉夫先生が務められ、大阪平野道院にて開催されました。

来賓として大阪府少林寺拳法連盟淺妻理事長にご参列いただきました。

今井先生から、

「失礼します。本日ここでお話をしようとする内容を二、三探して持ち寄ったのですがとてもタイムリーな事があったのでこれをお話しします。
 こちらに早く着きすぎて、近くの公園のベンチに座り本を読んでいますと、70歳前後のご婦人が話して来られて、「今の宗教問題どう思います」と問いかけられ矢継ぎ早に「基礎教学書:日蓮大聖人の仏法」と書いてある小冊子を目の前に突きつけられました。私は「いやいや、結構です。違う宗教で釈尊を勉強しているので…。」と言うと「そんな死んだ人の事を勉強してどうするのよ!」「浅井昭衞先生はすごいのよ!」と間髪入れずその名前を投げ込んできました。私が「すみません、そろそろ時間なので失礼します。もし、よかったらその小冊子をもらえますか」と言うと「ほな、少し古いけどこの新聞をあげるから勉強しなさい」と小冊子と一年前の「顯正新聞」を頂きました。私がこの時、すごく感じたのは今話題になっている旧統一教会の問題の陰でほかの宗教団体は今がチャンスとばかり勧誘活動をしているようです。私はこのご婦人のような押しつけはよくないけれど、このバイタリティは見習うべきではないかなと思いました。信教の自由を唱える一方、政教分離の法則に翻弄されている日本社会はまだまだ続きます。今こそ金剛禅教団として団結を求められる時だと考えます。」

という内容の法話をいただき、参列者の皆さんは真剣に今井先生の法話を聞かれていました。

また、今回奉納演武をしてくれたのは大阪八尾南道院道院長と、河内国分スポーツ少年団支部長。全国大会出場を控え、素晴らしい演武を披露してくれました。
 今回の達磨祭には、道院の幹部拳士も参列し、達磨の遺徳をしのび、今後も後世へ伝える決意を新たにしたように感じました。

達磨祭終了後は、引き続き僧階補任講習を行いました。

中導師、大導師、少法師取得に向けての講義が行われ、少ない人数を生かし、講師への質問や意見交換がとても活発に行われ、より理解も深まり、有意義な時間となったのではないでしょうか。
是非、僧籍を有する拳士の方は、自己研鑽と僧階取得に向けた一つのツールとして教区主催の僧階補任講習を活用していただき、各道院、地域での活動に生かしてもらえればと思います。

次回は2023年秋に新春法会&僧階補任講習会を予定しています。場所は決まり次第ご連絡致しますので、また皆様のご参加をお待ちしております。




2022年5月 開祖忌法要のご報告

5/9(日)に大阪府教区が主催する「開祖忌法要」が開催されました!

 

導師は4月より大阪府教区教区長に就任された今井偉夫先生が務められ、大阪富木道院にて開催されました。

来賓として大阪府少林寺拳法連盟淺妻理事長と3月まで教区長を務められていた佐々木相談役にもご参列いただきました。

 

今井先生から、

「皆様がご覧になっている前方、この道場の上に飾っている書、「拳禅一如」「力愛不二」は金剛禅の根幹となる不二法門の教えです。そして、更に金剛禅には開祖の残された目指す思想があります。それはご存じのとおり「自己確立」「自他共楽」です。開祖はこの二大思想を目指して修練せよと言われました。しかし、いきなり「自己確立」を突き付けられてもあまりにも課題が大きすぎて、躊躇するばかりでした。

そこで、心理学的に「自己確立」を解体すると「現状認識」「創意工夫」「自己改革」「自己確立」そして「自己超越」を繰り返して定着し、スパイラルの如く上昇して行くと考えます。
 一方「自他共楽」は「半ばは自己(我が身)の幸せを 半ばは他者(霊止)の幸せを」と唱えられているように先ずは自己を確立していなければ他者との共存共栄は叶わないものです。
 本日、皆様がこの行事に参加されたことは以前から予定されていて、ごく普通に来られました。この行いこそが今日の自己が確立された事に成り、その積み重ねが他者との共存共栄に繋がると考えます。

最後になりましたが、大阪府教区の繁栄発展の為、ご支援ご指導の程、宜しくお願い致します。」

という内容の法話をいただき、参列者の皆さんは真剣に今井先生の法話を聞かれていました。

また、今回奉納演武をしてくれたのは中学生と小学生の女性拳士。開祖忌の雰囲気に合った、素晴らしい演武を披露してくれました。

今回の開祖忌法要には、道院の幹部拳士も参列し、それぞれが開祖への思いを胸に秘め、開祖を偲びつつ、今後も開祖の思いを後世へ伝える決意を新たにしたように感じました。

 

開祖忌法要終了後は、引き続き本山認定 僧階補任講習を行いました。

中導師、権大導師、少法師取得に向けての講義が行われ、少ない人数を生かし、講師への質問や意見交換がとても活発に行われ、いつも以上に有意義な時間となったのではないでしょうか。

是非、僧籍を有する拳士の方は、自己研鑽と僧階取得に向けた一つのツールとして教区主催の僧階補任講習を活用していただき、各道院、地域での活動に生かしてもらえればと思います。

 

次回は2022年秋に達磨祭&僧階補任講習会を予定しています。場所は決まり次第ご連絡致しますので、また皆様のご参加をお待ちしております。




2021年11月 僧階補任研修会等のご報告

14日(日) 大阪堺道院にて道院長認定研修会・僧階補任研修会を執り行ないました。

 

当日は各地域おいて様々な行事が行われていたこともあり、行事参加者は少ない目ではありましたが、その分落ち着いた雰囲気の中、午前中の部、午後の部の行事を行うことが出来ました。

 

今年から道院長認定研修会の1次審査を、各教区にて行うこととなり、最初の受講生は池田道院の北島 孝教氏と豊中岡町道院の大塚 隼斗氏2名でした。

 

両名とも緊張気味でしたが鎮魂行の主座、打棒から始まり、実技審査(講習)昼より面接審査と、昼までに終了予定でしたが、審査の先生方も熱が入り、朝10時より昼食をはさみ午後1時30分までの時間となりました。

受講生2名は改めて、道院長としての責任感と、覚悟を持たれたように思われました。

 

これからの活躍を期待しつつ、大阪府教区の先生方のご支援、ご鞭撻を宜しくお願い致します。

 

 

道院長認定研修会後は、引き続き僧階補任研修会が実施されました。今回は下記の2本立ての研修会となりました。

 

大導師→少法師がK-3 「釈尊の生涯」

権大導師→大導師がK-1「現代社会における宗教問題と金剛禅」

 

講師は大阪北清水道院 高辻 吉治先生、大阪旭道院 佐藤定義先生に担当をして頂きました。

 

本研修会は本山認定研修会のため、講義を受講し僧階レポートを書いて頂いた方は、本講義テーマは【正規レポート】として認定されます。

大阪府教区では各々が、上位の僧階を目指して効率良くステップアップして頂けるようこれからもバックアップをして参りますので、より多くの方々に研修会へ参加頂きますようお願い申し上げます。

その他僧階取得に関するご質問やご要望に関しましても柔軟に対応をさせて頂きますのでご相談ください。

 

金剛禅の中で僧階は教義の理解を深め布教を充実したものにする為に必要不可欠なものと考えますが、認知度は武階に比べると今一つです。

門信徒信徒の皆様には武階以上に僧階に興味を持って頂き心の部分の鍛錬にも注力をして頂きたいと思いますし、金剛禅の指導者は技術の指導だけでなく心(魂)の教師になって頂きたいと思います。

 

今後も感染防止対策を強化しながら本講習会を開催して参りたいと考えておりますので、道院長の先生方、門信徒の皆様の積極的な参加をお待ちしております。

 

講師をお願いしました大阪旭道院、佐藤定義道院長、大阪北清水道院、高辻吉治道院長、

大変お疲れ様でした。




2021年1月 新春法会のご報告

24日(日) 大阪堺道院にて大阪府教区の新春法会を執り行ないました。

 

昨年度は新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、一年前に執り行いました新春法会以降、大阪府教区の行事は全て中止となっていたため、一年ぶりの行事となりました。

 

本来であれば大阪府の道院長の先生全てにお声かけをして、たくさんの道院長の先生がお集まりの中、道院長代表の先生の年頭挨拶や奉納演武も執り行い、教区長による新年の挨拶を行うのですが、今年は緊急事態宣言発令により新春法会の行事そのものが大変縮小した形で執り行われました。

ご参列頂きました道院長の先生方も、教区役員と小教区長の先生のみでの参加となりました。

 

佐々木教区長の年頭挨拶も、やはり新型コロナウィルスの感染拡大による金剛禅運動の停滞や、門信徒減少などの懸念事項について触れられながらも、それでも前向きに出来る事は精一杯取り組みながら、多くの制約がある中でも活動を止めることなく続けていくことが大切であると説かれました。

 

新春法会の行事終了後は小教区長会議を執り行い、各地の活動状況の確認を行いました。

小教区長の先生方のお話を拝聴する限りでは、状況は芳しくないながらも昨年の春頃のように、完全に止まってしまっている地域は少なく、各道院で出来る事は精一杯頑張っておられることが確認出来て大変意義のある小教区長会議となりました。

 

本年度は開祖忌法要、達磨祭と大阪府教区の行事を予定しておりますが、新型コロナウィルスの感染拡大の状況によっては、通常通りの開催が出来ないかも知れませんが、出来るだけ前向きに取り組んで参りますので、どうぞ今年一年宜しくお願い致します。

 




2020年1月 新春法会のご報告

26日(日) 大阪堺道院にて大阪府教区の新春法会を執り行ないました。

 

 

新春法会とは門信徒が新年を祝うと共に教典を唱和し法話を行う事で新年の第一歩を踏み出す為の行事です、大阪府教区から約三十名の所属長や幹部が集い大阪三日市道院の古谷貴紀道院長より年頭の挨拶を頂戴し、新しい年となり師家の承継式も行われ新体制の中で拳士一丸となり意識改革を行う事を誓いました。

 

永年勤続表彰の披露の後、佐々木教区長からも新体制の中で我々が何を為すべきか?時代の変遷で変わるべき物、変えてはならない物を見極め厳しい時代ではあるけれども、人作りによる国作りの大道、金剛禅の普及、発展に邁進して行こうと言う導師年頭挨拶を頂きました。

 

 

新春法会に引き続き定例となりました僧階補任講習会を実施しました。

 

現資格が少導師の方は(A-7)金剛禅の教典の意義についてを寝屋川西南道院、掛川和弘先生に講師を担当して頂きました。

現資格が権中導師の方は(D-5)社会と少林寺拳法における「組織的人間関係」の在り方とその意義についてを大阪旭道院、佐藤定義先生に講師を担当して頂きました。

現資格が中導師の方は(G−6)各年代層の指導における留意点と実践例について大阪寝屋川道院 西尾武先生に講師を担当して頂きました。

現資格が権大導師の方は(K−3)現代社会に理想境を建設する為の金剛禅布教者の働きかけについて大阪北清水道院、高辻吉治先生に講師を担当して頂きました。

 

大阪教区では上位僧階の取得に際し教区に儀式行事とリンクし豊富な講師陣により幅広い範囲での講習会を実施する事により上位資格の円滑な取得に向けてのサポートを致しておりますので儀式行事と合わせての参座をお待ちしております。

 




2019年10月 達磨祭のご報告

 

 

10月14日(祝) 大阪伊吹道院に於いて、大阪府教区主催の
達磨祭が執り行われました。

 

導師は大阪伊吹道院長の伊瀬道昭先生がお務めになり法話では、ご本尊に合掌する事で身が引き締まる思いであると同時に原点に戻る事の大切さと、新入門者に金剛禅とは何かを判り易く説明をする事で達磨の教えを広めて行く事が大切であると説かれました。

この達磨祭は達磨大師の命日とされている10月5日またはその前後に挙行されるもので命日にちなんで遺徳を偲び門信徒が拳禅一如の修行に精進する事を誓願するものです、各小教区や道院に於かれましても必ず実施して頂きますようお願い致します。

 

 

達磨祭終了後は、引き続き僧階補任研修会が実施されました、今回は3本立ての研修

 

少導師→権中導師がB-1「人間生活において宗教が果たす役割」

中導師→権大導師がG-4 「少林寺拳法指導に関する今後の課題」

権大導師→大導師がI-6 「『少林寺拳法の修練』と『金剛禅の修行』の比較」

講師は大阪堺道院 大崎健二先生、大阪旭道院 佐藤定義先生、
寝屋川道院 西尾武先生に担当をして頂きました。

本研修会は本山認定研修会のため、講義を受講し僧階レポートを書いて頂いた方は、本講義テーマは【正規レポート】として認定されます。

大阪府教区では各々が、上位の僧階を目指して効率良くステップアップして頂けるようこれからもバックアップをして参りますので、より多くの方々に研修会へ参加頂きますようお願い申し上げます。

その他僧階取得に関するご質問やご要望に関しましても柔軟に対応をさせて頂きますのでご相談ください。

 

次回は2020年1月に新春法会を予定しています。場所は決まり次第ご連絡致しますので、また皆様のご参加をお待ちしております。